溜息集積場 出張所

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ヒプノシスマイク-DRB-Rhyme Anima+ 6〜12話簡易感想

めちゃめちゃサボってたな……ということを可視化される記事名だ……。
ということで

ウルトラマンブレーザー 第23話「ヴィジター99」感想

accumlater.wordpress.com

本ブログの方でも書いたのですが、こんな年末に足の骨にヒビを入れながら急にヒプアニの感想を書いておきたいと思います。なぜこんな中途半端なタイミングでかというと最終回感想が年内に書けるかどうかがすこぶる怪しいため……。6〜という表記にはしていますが最新話以外はさらっと触れるだけになりそうな気がします。

まずもって書けなかった間の展開に関してですが、えっらく強烈かつ技巧的な構成してて正直10話あたりからずっと感心しっぱなしです。
アンダーグラウンドディビジョンラップバトルでの、一見すると(いい意味での)常識はずれさ、トンチキさを前面に押し出した演出やそれに引っ張られるような展開(管理人は試しに錫杖のボタンを押したら乱数の緊箍児が締まったのを確認した後何事もなかったように話を進める寂雷先生でしばらく笑い転げていた)を、一種「ヒプアニらしさ」を隠れ蓑に見せ続けた後、10話以降の開闢門・ビギニングゲート・TBHの事情が明かされたことで一気に「子供時代にああいう体験ができなかった(と思われる)彼らを思って用意したもの」なのではないかと思わせてくる手腕にかなり驚かされました。

UDRB編の間は「なんかよくわからん今回の事件における原因」だったTBH・キアロとスクーロに関しても、事情が明かされると同時「元になった青年たちの無念さ」「保護者だった開闢門の憤り」「加えて『モデルになった本人たちそのものではない』彼らそのものの儚さ」へのやるせない視点と、(管理人は大まかにしか把握していないものの)メインで活躍している6ディビメンバーの縁者との関係性を一部踏襲している、「こうなっていたかもしれない可能性」という形で扱われることで原作ファンの受け取れる情報を多層化してるのがやたらに巧い見せ方だと感じます。若干大雑把な印象になりますが、構成の吉田さんと小野監督の味付けとして結構見慣れたものでもあって、それがアニメ独自要素でありながら1期を経てより洗練されている感覚がある。

んでもって最新話なんですけど、最終話が年内に見れない・書けないことが一つの大きな理由であったことは事実なんですが、もう一つ大きな理由としてシークレットエイリアンズ、もっと言うと太郎丸レックスくん(CV.濱野大輝さん)が再登場したからっていうのがあって……。
シークレットエイリアンズ自体が1期を見てた頃から妙に好きなアニメオリジナル要素・キャラクターだったというのも前提としてあるんですが(結構な人数が既に言ってるけどオオサカとナゴヤで彼らがまたなんか食ってた回想をくれ)ほら……我々今年、濱野大輝さんが演じている『レックス』という人物」に未だに情緒をかき乱されているので……超全集のピンナップ、本ブログでは特に触れられていないのですが、迂闊に触れられないほど言葉にできない感情が発生したと思っていただきたい) 太郎丸レックスくんに関しては性格もキャラ性も全然違う人物ですが、世に出た順番としては彼の方が早いのでそういう意味での敬意を払いたいなと思いまして。彼らがあのタイミングで再登場したの、録画で見たので噂を聞いてしまっていたとはいえかなりテンション上がりました。素直に熱かった。
ところでヒプアニ2期、構成が吉田さんなのもあって、後半で扱われる内容から遊戯王VRAINSを連想されることが多いわけですけれど、VRAINSで濱野さんが演じていたGo鬼塚は一時期『ダイナレスラー』使いだったんですよね……。
……なんか考えれば考えるほどガッチャードのエックスレックス長谷川圭一先生がメインライターに入っている番組に登場する赤いティラノサウルス型人造生物)の声が濱野さんじゃなくて助かったな……という気がしてきた。2023年だけでもうわけがわからなくなりかねなかった。
さらに話が離れていくんですが、TBHでセンターをやってた艾くんの読みが「蓬」で、蓬の花言葉というと我々は2021年にやたらめったら調べたああいう言葉な訳で、あの男子高校生にとっては彼の生き方とかこれからの未来とか希望を示す言葉だったものが、艾くんには全部「過去にはあったはずなのに今何一つ手元に残っていないもの」であることの皮肉さがこう……やたらに……刺さってくる……。

……これヒプアニ感想なんですよね?みたいなことにどんどんなってきましたが、とかく今回のアニメシリーズ後半(正確には前半から中盤を一見楽しく愉快なものとして見せておき、それら全てが布石になっていたという構成)がめちゃめちゃ刺さったというのは偽りなく書いておきたいところ。12話だけでも「アマンダというもの言わぬ友人を身を挺して助けた十四」の行動が事態の打開につながる(=厳密には生物ではないAIたち同士のつながりにも意味はあるんだという点を補強している)展開も凄まじいなと感じた部分でした。
終盤戦で意図して外されていた池袋、バスブロのホームそのものが決着の地になりそうな展開もかなり熱い……のですが、11話で毒島小隊がやっていたので多分そのままはやらないだろうものの、ヘリで急行して池袋に投下される(かもしれない)男たちが7月頭だけでなく年末最後に突っ込まれる可能性があるのなんか本当に変な年だな……という思いもあります。そもそもなんで池袋に投下される男たちを既に見てるんだよと言われてもちょっと困る。
では、ここに書けるかはわかりませんが最終回楽しみにしています。