溜息集積場 出張所

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遊戯王ゴーラッシュ 第90話「ひとつの銀河」

accumlater.hatenablog.com

2連続で!?と思われそうだけど今書くんだよォ!!なんならヒプアニだって遊戯王アニメの系列だし木村昴くんも江口拓也さんもメインキャラで出演してるしな!!(五斗山をメインキャラ扱いするのは無理がないか!?)

ということで

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先週まとめて書きましたが、これを踏まえての年末回が予想を超えてきたのでざっくりですが書いておきたい記事です。年末の遊戯王は落下が恒例と言われていますが(管理人が実際見れた回はそんなに多くはない)まさか視聴者のメンタルを谷底に落下させてくるとはな……

先週までを受けてのカルトゥマータの核となる宇宙の存在と、トランザムライナックをユウディアスがなんで似ていると認識するのかの開示、やや駆け足だなあと感じる部分はあるものの遊我の「やりそう」感で納得させられちゃうんだからこの前作主人公もだいぶ強いよな……。そんでもって相変わらず創造主と遊我の思考回路・方向性が似ていることがやたら強調されますが、果たして……。
クァイドゥールってこれまで木村昴くんがなかなかやらないタイプのキャラという印象だったので、トランザムプライムFAノヴァの召喚口上で突然ジャイアンネタをぶっ込んでくるのはマジで退場回だからこその越権行為に見えました(褒めてる)
プライムFAの上限知らずの打点上昇をコントロール奪取で利用=ライナックとアーマーノヴァのフュージョンであることがクァイドゥールの狙いと重なっていて、クァイドゥールが最後に構えるのがニャンデスターのモンスターという構図が反復されるのが言及されている通りに象徴的。実際ユウディアスが40人の思いを背負って勝つわけですし、クァイドゥールのやってきたことは事情を斟酌してもなお身勝手なわけですが、結果的に「これまで関わってきた仲間の切り札を一枚ずつ預けられて戦い勝利する」ユウディアスと「1人で考え実行し、関わった者たちの同意を得ずに戦った」クァイドゥールは、1戦目の結果はともかくこの結末が必然のようにも見える。そういえばユウディアスが使用したデッキの構成ってもしかしてSEVENSクライマックスで遊我(たち)が組んだデッキとコンセプトは同一なのか?

あとデュエル中に完全に不意を突かれてデュエルと関係なく融合されそうになるユウディアスが怒りを向けるでもなくそれでも構わないと言い出すの、彼の純朴さを踏まえてもなおちょっとやり過ぎなレベルの自己犠牲で嫌な意味で震えました。今回後半で明かされた事情からしてユウディアスが「生きたい」、それもある意味「自分勝手であってもユウディアス・ベルギャーという『個』として生きたい」と心底思えるようになる、生き抜けるのがゴーラッシュの到達点であると思いたい……。

クァイドゥール、同情できる点は多々あり、彼にも叶えたいことがあった……というのを加味してもやはりやってきたことの規模も被害もかなり大きく、彼にとっても不本意な「時間切れ」であったということは考慮に入れるべきですが、創造主の下にたどり着いた(のではないか)と思われる結末はある意味勝ち逃げ的にも見えます。演出的にそれが悪いという意味ではなくて。
そういえば創造主ってクァイドゥールに飲み込まれていたので物質的には諸共に消滅してしまったように見えるんですが、これもしかしてカルティオス計画・まだ明かされてなかったクァイドゥールがなんでこんな手段を取ったのかという細部に関して明かせる人物いなくなってしまった……?

そんでもって消えゆくクァイドゥールが最後に残した爆弾、ベルギャー人たちの寿命の話。最初にも書きましたけど年末最後の放送回兼クリスマスイブ当日兼年末年始に入るタイミングでやる話じゃないでしょ!!どんな気分で年を越せというのか!!
前回散々書いた通り、第7クールのクライマックスは明らかにウルトラマンを意識した演出(今考えるともしかしてユウディアスとクァイドゥールの素になった銀河が兄弟である→ウルトラ兄弟』をやりたかったのか?とも思う)だったわけですけど、本家ウルトラマンの方が最後に脅威が姿を見せてはいるものの「これまで認識していなかったが宇宙から来る強大な脅威に対抗しようとしているのは地球人類だけではなかった」という希望も同時に見せているのに対してこっちでマジかよ……という思いをさせられるのはキャパを超えてるよお……。身構え方を逆にすべきだった……。
とはいえ話によるとあと5クールある(3年目がフルであるとはまだ言われてないけど頼むからあってほしい)ので、この件がどれぐらい長引くのか、最後までやるにしても途中で解決されるにしても、1年目のラストから2年目入りで見せた寂しさ1割・希望9割ぐらいのバランスで見せてくれることを期待したいところです。では本作今年はこの辺で。