溜息集積場 出張所

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遊戯王ゴーラッシュ 第77話「創造主」簡易感想

3週遅れのタイミングで!?今!?と言われそうですが、視聴が詰まっている間に第7クールが輪をかけてえらいことになってるっぽいのがほのかに流れてきつつあり、流石にそろそろ見ておかねば……と思って見てみれば予想以上に第6クール締め相応の凄まじい回で、書かないわけにいかなくってですね……。

まずこれは76話の要素になるんですが、ズウィージョウ・フェイザーという和解済み過去章ボスの混合デッキというだけでかなり凄まじいところ、他でもない彼らが「アースダマーを散々利用された相手」「ユウディアスと遊我不在時にラッシュデュエルから距離を置いていた原因」であった遊飛がそれを引き継ぐことでデュエルが続行されるという構成、そこからさらに各キャラメイン3テーマ混合融合モンスターに繋いでくるというとんでもねえ演出でかなり舌を巻いた。都合対戦相手ということになってしまった遊飛がユウディアスの「性格」を理解しているからこそクァイドゥールが表に出たことそのものには動揺しないことが、クァイドゥールはユウディアスの「要素」だけを自分の目的達成に必要としていた、ユウディアス個人をろくに見ていなかったことと対応しているのが激烈に効いている上で、クァイドゥール自身の事情やら創造主への推測やらが立ってくるというあたりの構成がバチバチにハマっていて、ゴーラッシュらしさが詰まりに詰まった話でした。
第6クールで主に扱われていたのはエポックですが、ユウディアスが「物理的に内側に引きこもり、言動がわかりやすく本心と反転しているエポック」と交流していたから「自分の本心を真理の奥底に引きこもらせ、本当の目的が本人にもわからなくなっていたクァイドゥール」の本音を知るところまで行けたという対応なのかな……と少し思います。
あと創造主の口調がオーティスというよりかなり遊我っぽくてこれ本当に大丈夫なんだろうな感がだいぶある。現状オーティスのアースダマーという今回の推測が確定であって欲しいんですけど、ゴーラッシュ作中、「オーティス=遊我」であるかのような要素を撒いてるのでこういうところでやたら背筋が冷える。SEVENSのラストデュエルの結果なんかちょっと影響を受けただけとかであってくれ……。

そんでもってラストのアナグラムから始まる(そして見るのが遅れに遅れた結果もうすでに始まっている)第7クールへの助走で気づくんですが、第6クールって表面上いい感じにギャラクシーカップが終わったように見えて、実はエポックに見せると約束した楽しいラッシュデュエルも、クァイドゥール自身と正面切ってのデュエルもほぼしていないという形な上で「いやあ今回頑張ってくれたジョインテックくんって実はこうも読めるんですけど気付きました?」はかなり震えるのよ。というわけで録画が詰まっている3話分も早めに見たいなと考えています。

……ラッシュデュエルシリーズが面白いから見てるというのが当然前提ではあるんですけど、ゴーラッシュ、「善良で素朴で少々純粋すぎ、戦闘能力が非常に高い宇宙人(個人的にはすっっげえメビウス/ミライを思い出します)」とか「世界のあり方に影響を及ぼせるのに/から心理に孤独を抱えてしまう存在」とか、別にあっちがそういった要素に関して全くの始祖というわけではないにしても、普段メインで見てる作品と共通する要素が妙に多くなりなんか不思議な感覚です(時折ホン担当されてる山口宏氏はキャリア的にも狙って入れられていそうですが) 自分ホントこの手の作品好きなんだな……とちょっと思う部分もある。さていつ最新話まで追いつけるんだ……。