タイトル通りです。順を追って。
あと大ゾイド博の時と同じくpixelで撮影した写真がえらくガビってるっぽいですね……。解像度がそこまで必要な写真はあまりないと思いますがご了承ください。
海展の時は問題なかったはずなんだけど、androidとiOSの両方で編集してるのが問題なのか……?
科博「和食」展
以前ミイラ展に行った際にも少し書いた通り、管理人自然科学方面はともかく人文科学的側面が強い特別展ってそんなに熱心に行っておらず、今回も賛助会の特典で入場券がなかったら行けてなかったかも……と思う部分が強いんですよ。んでもっての行った感想はホントに見に行ってよかった。なんせ展示の初手が
水が全ての食事の基礎になるという前提に基づいて、なんで日本の水が大陸のそれと硬度が違うのかという点から始めるような内容だったので。
ここを皮切りに、
「水・気候・生物相という自然科学的内容」
「発酵や燻製といった生物工学的内容」「社会的変容による食事への姿勢という人文科学的内容」
あと少し控えめながら「食を成立させるための道具という材料工学的内容」を踏まえた、科博らしい視点の特別展だったと感じます。
個人的な注目ポイント(スギヒラタケは「食べちゃいけないキノコ」の例なんですけども)
2月の25日までということですでに終盤に差し掛かっていますが、興味のある方は是非。あと巡回展として予定されているそうなので、お近くで開催される場合はそちらを待つのもありかもしれません(2年がかりっぽいですけど)
というのが特別展そのものへのざっくりとした感想なんですが、管理人の至極個人的な体験としての話が1点。
確かこのブログでも一回書いている、週刊コロコロコミックで連載されているカシバトルという漫画がありまして。「菓子というものが異様な支配者の下で理不尽に禁じられた世界観で戦う少年たち」を描いた作品で、非常に丁寧な漫画なので詳しいところは読んで知ってもらいたい部分です。
本題。そのカシバトル、見に行った週における最新話だった46話がちょうど「(自分の思う)他国の伝統文化が現代で蔑ろにされている」という憤りをきっかけに、悪党に取り込まれてしまった/それを自分の中でも正当化してしまった青年の話だったんですね。彼の「理由」そのものにはいくつか理はあるものの、行動としては下策という他なく、それはおそらくこれからの展開で指摘されていくものになっていくと予想されるのですが。
ここで「和食」展に話を戻すと、最初の挨拶でも、展示の途中のあらゆる箇所でも、終わりの挨拶でも、ずっと「食というのは特に文化の変容の影響を受けて形を変えていくものである」と繰り返し繰り返し語られていたんですね。変化が避けられない、という後ろ向きな捉え方ではなく、「その性質自体が『食』の持つ側面である」という姿勢ですらある(もちろん、『変化した結果全く消滅してしまうのは問題である』という内容の展示も同時に並んでいます)
カシバトルという漫画で描かれている本題、「お菓子禁止令」というのは、作中ではお菓子に限定した描き方をしながら、明確に「一つの文化の破壊」を描いています。異常な狂人の気紛れで世界から一つの概念が禁止された状況で起きることを、多少は単純化しながらも真摯に描いた作品です。その中で、別の要素であるとはいえ、「自分が認められない文化をいわば一度粉砕して、自分の想像した通りのそれを『復古』させる」……という行為に対して、どういう回答を見せてくるのか、非常に気になる部分です。
科博に話を戻すと、今回は昼前の来場だったりここから書く他の目的もあったもので、正直常設展の方をあんまり熱心に見れなかったなあという心残りが若干あります。賛助会に入った結果「常設展はいつでも入れる」という状況が「別に今日に限って頑張って見なくてもいい」になってしまっているのがなんだか少し恥ずかしいな……(入会してることに後悔してるというのとは別のレイヤで)
多分土日にディスカバリートーク聞きに行くためだけに入れる、みたいな使い方をすべきなんでしょうが最近土日に動けないという情けなさもあります。まだ期間は半分以上あるのでもっと有効に使いたいぞ。
さてその「別の用事」なんですが
純喫茶「丘」さま
素性不明の宇宙人と特殊怪獣対応分遣隊の隊長が密会を行なっていたという疑惑の、もといブレーザー第17話でロケーションになっていた、御徒町にある純喫茶「丘」にようやく行ってきました。11月後半に店頭までは行ってたんですが、あの時は営業時間外だったもので……。
実際行ってみて思ったのは想像以上に小さい店舗で、かつ本当に歴史があるんだろうなと思う程度に、かつ悪い意味でなく「古かった」という部分。確かにこれは素性不明の宇宙人が行きつけにしていてもおかしくないかも、という空気感があった。しかし実際入ってみるとシンプルに背の高い蕨野さんもあの形状したザンギル(本来の姿)もよくこの店舗に入れたな……と思うぐらいにはミニマムなお店でもあります。
「こういう店で出るならこういう味ですよね」という感じだったチーズケーキと紅茶。コーヒーゼリーは残念ながら本来のメニューにはないようです。
写真は一応許可撮って撮らせていただきました。
禁煙ではなく、吸ってるお客さんもいたので管理人長居できなかったんですけども(タバコの煙を吸うと2日ぐらい調子が悪くなる人間)、タバコ吸うのが当たり前だった時代から営業を続けているという証拠でもあるんだろうなと感じる要素でもあり。そんなに少なくない回数来ているはずの街にもまだこんなに知らない場所があるんだなと感じることのできた体験だったと感じます。
そんでもって、それぞれ主目的だった科博と丘さま両方に行けたところ、夕飯時にはちょっと早く、かといってこのまま帰るのもな……と思って近辺をある程度見た後唐突に。
「最近行けてなかったけどこれ中塚商店さま行けるんじゃないか?」と思い立ちまして。
中塚商店さま
上野から向かう場合管理人は大体レンタル自転車を使いがちです。先日まで上野付近はポートが結構不思議な場所にあることが多かったんですが、今回知らんうちに駅のどまん前にできててびっくりした。
押上方面に15分から20分程度走ると、
本ブログでは何度か書いた、デッカー主人公・カナタの実家である煎餅屋「明日見屋」のロケーションになっていた中塚商店さま。実際に煎餅も売られているのですが、同時に豆や豆菓子が主体なので豆菓子を買いに来た……つもりでいたら、当然ながらこの時期なので節分用の福豆も売られているんですよね。黒豆がちょっと貴重らしいので、豆菓子共々買わせていただきました。ちなみに宇宙せんべいもリアルに売ってる。
来るたびにファンの方も協力されてデッカー関連のものが増えているのですが、今回そちらを(もちろん許可をとって)撮影させてもらっていたら「この客デッカー好きだぞ」と判断されたようで、去年の年末に松本くん・村山さん(イチカ)・中村さん(ディナス)の3人で来店された際のお写真を見せてもらえたのがものすごくありがたい体験でした。12/30という日程的には年末にEXPOを見に来た前後だったのかな……。
特に松本くんが自分も含めて村山さん・中村さんとお店の方々を撮影された写真が、完全に「最終章の後、地球に帰ってきて明日見屋に遊びに来た3人」の画で店頭なのに膝から崩れ落ちそうになった。なんとか耐えましたが危なかった……。
豆を買わせていただいた話から、浅草寺をはじめとして都内いろんなお寺に福豆を卸しているという話なんかも聞けてとても有意義な体験でした。ジェネスタも始まりましたがまた行きたいですね。
中塚商店さままで行くと押上がほぼ目と鼻の先なので浅草を突っ切ってそのまま向かい、ウルトラマンショップでタガヌラーが売り切れている上に店内ディスプレイで怪獣たちと戦うブレーザー・アースガロンの棚からもタガヌラーがいなくなっていることを確認して満足して帰ったのでした……(失礼ながら買うものがなかった)
帰り際、埼玉方面に抜けていくと堀切駅(GRIDMAN第2話やDYNAZENON第8話のロケ)を通る上、その近傍には当然綾瀬水門があるので、「なんか墨田区から江東区にかけて近年円谷スポット多いな……」なんてことを若干思ったりもした。まあ科博は2000年ごろのリニューアル前、ティガでも使われたりしているんですが(ウェポナイザー回。ガメラ3と並んで「今や当たり前にある地球館ができる前の国立科学博物館」の館内が断片的ながら見られる)
今回買ってきたもの。なんか最近茶ばっかり飲んでる。和食展図録、面白そうな内容ではあったんですが持て余してしまいそうで今回は見送ってしまいました。福豆は来週撒きたいね。
あともう一つ、これは単に帰りに買っただけで今回の本題とは関係ないのですが
……ジェネスタ(シーズン2)、ひっっっっっっっさしぶりに「ジャグラスジャグラーではないだろうと信じていた頃のヘビクラショウタ」を見せられるとなんかすごく変な心境になりますね……。今ある原稿書くことになってる遠因が奴でもあるので余計に……。
ジェネスタも見せ方がめちゃめちゃ良かったので、個別話を毎回ではないにしてもどこかでまとめて書きたいところです。一応blueskyで書いてはいるんですがまだ入ろうと思ったらすぐ入れる状況ではないからなあ。
とりあえずユカ、「状況に応じて腕部や脚部に兵装を追加する」という発想が出てきたなら戦況に応じて分離や一部合体や形態変化を行う赤いロボットとかそれと合体するヒーローの映像とか流そうぜ。イグニスは絶対持ってるよそういうの。まあイグニスとまだ顔合わせてないけどさ……。
では今回はこの辺で。そろそろ原稿も形にしておきたいところですがさて……。