溜息集積場 出張所

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『絶滅ホスト』観劇しました(含9/27回アフタートーク言及・Bチーム配信視聴後所感)

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というわけで、9/27上演回の朗読劇『絶滅ホスト』を見てきました。

今晩中に何らかを書くことは無理なのでとりあえず一言だけ、ここ見るような人でグリユニ見た人は一種の裏打ちとして絶対見てください。描かれている事象自体は真逆でありながら確かに同じ人から出たものになっています。現地は難しい方かなりいると思うので、

朗読劇「絶滅ホスト」公式サイト

土日の配信(下の方に書いてあります)が1番いいと思います。アーカイブもあるそうですし私はすでに9/30の配信が見たくてたまらない。可能なら明日の公演も見たい(無理)

アフタートークも含め、なんか書くならおそらく明日にでも……分量はそんな多くならないと思うし……。ではとりあえず現時点ではこれで。

(9/28追記)

というわけで所感を書いていきたいです。と言ってもまだ上演中ですし、セカンドチームの上演はまだ本格的に始まってすらいないので、まずは上演中向け、極端に内容をバラすような内容は避けた、ほぼ箇条書きの言及にしたいと思います。アフタートークの分量が1番多くなる気がする。
上演中向けとはいえ内容には言及しますので、現地まで一切のネタバレは避けたい、という方はこの先を読むのをお避けください。
加えて、管理人の行った理由が理由なので、絶滅ホスト本編には直接関係のない、監督およびキャストの他作に関する言及がかなり多くなります。その点もご了承ください。
あ、一言だけ言っておくと、読む読まないに関わらず物販の台本は上演前に購入しておくと少しだけお得だと思います。

一種の前提としてお話しておくと、管理人いわゆる朗読劇って初観劇です。完全に雨宮哲・高橋良輔さんに釣られて見に行ってしまったので、「普通」がどんなものかは正直判断できません。それでも相当変な作品なんだろうなとは思った。
いやまあ、一応イベントの中でやる朗読劇は観たことあるんですが、朗読劇の最中に造形スタジオLSSに制作されたスーツが舞台上を所狭しと戦い始める朗読劇が普通ではないとは流石に認識しているので……。

ということでまずは主に本編の話。

  • 主人公として置かれているはずの亜蘭のアウト度合い、「どうしようもなさ」、そしてそれ故の一部の観客(まあ私とか……)への痛烈な共感性がかなり際立っている。これはSSSS.シリーズを期待する、「雨宮哲の作ったアニメ」で出すと相当やばい(燃えそうな)レベルになっていて、朗読劇という「現地へ足を運ぶ」「原案者や演出者、キャストが一定以上好きな人でないと来ない」場でやることの意味がかなり強くあったように思います。DYNAZENONの時、配信トリガーナイトだったかで言われていた「人間ドラマになる前の話がやりたい」という雨宮監督の言があまりにも強くそのまま形になっていた。
  • 亜蘭のそのどうしようもなさを容赦なく描いている分、彼を広瀬裕也が演じていることの意味が大きく、率直に言って「響裕太がいかにすごかったか」を裏打ちする内容に感じられます。終盤の展開もあいまって「ネガ・グリッドマンユニバース」と表現したくなる内容で、若干失礼な物言いかもしれませんが広瀬裕也回を見に行って本当に良かったです(上演スケジュールが発表された時真っ先に広瀬回を選んだ)
  • よもゆめ・裕六という「間に合った・間に合わせた」子たち、暦くん/稲本さんという「完全に終わりきってもはやどうしようもないとお互いわかっている」大人たちに対して、「諦めるほど遠すぎず/だけどもう手遅れなのだ」な距離感がね……。
  • 「ニンジャ」「怪獣」「ホスト」はおそらく雨宮監督が演出するにあたってとても近いものとして扱われている。超常、理不尽の象徴。ハッピーアンドハッピーエンドロールにはそれがない?
  • 舞台での演出上は亜蘭の方が長く扱われているのに、物語上で実際に大きなダイナミズムが起きているのはエリであるという対比、見終わってしばらく経つまで気付かなかったんだよな……。
  • あの舞台装置、凄まじすぎませんか?構造どうなってんですか???
  • 興津さんの「54p。」がすごいツボでした。ベテラン声優さんのフォロー力、すごいぜ……。
  • ま ぜ そ ば
  • 亜蘭が説明不要の広瀬くん、桃李がウルトラDフラッシャーの梶原くんなので、上演前から勝手に「2023年前半の円谷プロ作品声優一騎打ちじゃん」というようなことを考えていたんですが。まさかね……ホントにあそこまで一騎打ちとはね……。あとそもそもデッカーが好きすぎるとはいえ 今をときめく梶原岳人を「ウルトラマンの変身アイテムの人」で覚えてるの変だろ。シャドバ見ているというに。
  • そもそもの前提の話になっちゃいますし、劇中で言及もされるとはいえ、「度重なる環境の変化によりホストが絶滅した未来の東京」という舞台立てそのものもホストが絶滅するような環境の変化と年代の変化が起きているのに歌舞伎町もスカイツリーも渋谷SKYも存続してるのが衝撃的すぎるの。
  • 無駄遣いの話、

    accumlater.hatenablog.com

    この記事上げた直後に聞くのはまあ心臓に悪かったですね……。
    いやまあ無駄ではないんだけど……浪費じゃなくて投資のつもりなんだけど……。
  • Bチームバージョンがあまりにも気になりすぎるので30日の配信買いたいところ。

とりあえず本編はこんなところで、アフタートークの話なども。余談ですが管理人、あくまでスケジュールが合うので27日公演に行ったため、まさかの濱野さん登壇回なのはチケット確保後に知ったという……。

  • 登壇早々濱野さんの「僕なんで出させてもらっているんですか!?」から始まって爆笑。
  • 完全に出演者のノリで挨拶を始める濱野さん。「実はあの装置の中に入ってて……」で再度爆笑。
  • 広瀬くんからオーディション時の話。最初は雨宮監督原案・高橋さん演出であることしか知らず、配役後に後からホストと聞いた?そう
  • 雨宮監督からはある「やりたかった(実現できた)こと」について一つありましたが、千秋楽後までは伏せておきたい。
  • 相変わらず物販を押そうとするが尺が足りず台本ぐらいしか言えなかった監督
  • 「僕どうやって挨拶締めればいいんですか!?『ありがとうございました』も変じゃないですか!?」と最後も困惑される濱野さん。
  • 「明日以降は僕らのチームじゃないんですがまた違う空気感になっているようなので繰り返し来ていただける方はぜひ!あと歌(この時点でかかってたシャンパンコールの歌がある ぜひ配信してください) も僕歌ってるんで!!」でおおよそ締め。
  • 締めの帰り、2人で掃けていく中、広瀬くんに向かって左腕と右腕を交差させる、我々がやたらよく見るポーズや右手の中指と薬指の間を開けるポーズを控えめにして「(やんなくていいの?)」的なジェスチャーをする濱野さんと思わずツッコむ広瀬くん。
    (正直我々も雨宮監督・広瀬裕也・濱野さんが揃っているのに『それ』がないのはなんかちょっと不思議な気分でしたけど無関係な作品だしね!!)(お隣のお嬢さんが思わず笑っちゃってたのも無理のないことかと思います)

とりあえず物販で台本と名刺カード全種買ったんですが、自分が列待ちしている時、ちょうどロビーに若様・今石監督・まんみさん・志太PのTRIGGER軍団(自分が分かったのはこの四名だけだけど他にもいらしたかも)がいらっしゃって思わず3度見ぐらいしました。超びっくりした。そのままシアター2階の控室に挨拶に向かわれたようでして、私ついにシアターミクサで今石監督見ちゃったな……(TRIGGER NIGHTの時には今石監督が登壇された夜の部は行けなかったので……)(他のお3方は昼の部で拝見した)(なんなら志太Pと雨宮監督はもう今年池袋で3回お見かけしている)

以上、ひとまず10/1まではこの状態にしておきたいと思います。千秋楽後、いわゆる感想というか、もう少し掘ったほうがいいかも……?と思う部分に関しては(上に挙げてる要素も、それ以外も含めて)普段の感想ぐらい書きたいと思っている部分はありますが、未定です。ブレーザー感想も止めたままになっちゃってるし……。それではひとまずこの辺りで。

(10/4追記)

朗読劇「絶滅ホスト」 | Zaiko

アフタートークまで見れちゃうって聞いてないんだけど!?

というわけで配信も見ました。Aチーム生で見たので配信はBチームの方を先に。Aチーム見た上で通常の感想を書きたいので、まずAとBで大きく違うなと感じた部分に関して。

  • 峯田くん版の亜蘭、広瀬くん版よりも振る舞いに一貫性がないことで、キャラクター性に別の一貫性がある、というなんか凄まじい存在になっていた。具体的にいうとかなり違う系統のキモさがある。最大の見せ場での動き方があそこまで大きく違うんだ、と驚かされます。
  • 菱川さん版エリはどっちかというと元気系でツッコミのキレがすごいいいな……という印象。生田さん版は甘えてる時の破壊力が高い……ように……感じた!
  • キラのキャラの強度がかなり高くて、沢城さんと神尾さんで動きそのものはかなり大きく違うのに受ける印象が近いことにビビります。というかお二人ともノリ方がすごいのよ……。
  • 増田さんと梶原くんの存在感がそれぞれ全く別の立ち方をしている上で同じ桃李というキャラを演じてるの驚異すぎるな……。
  •  緑 川 さ ん 暴 れ す ぎ 
    そして緑川さん・雨宮監督脚本・高橋さん演出舞台、かつ広瀬亜蘭では確実にできない要素が盛り沢山だったわけですけどこれ本当に配信に載せて大丈夫だったんですか麻生P!?!?!?!?!?!?(大丈夫なんやろなあ…………)(そもそもちゃんと把握されてるのかなあ……)
    アフタートークで色々聞けて1番安心した部分かもしれない……。
  • 本当にこのアフタートーク配信組も聞けちゃって良かったんですか!? MCの細田さん、絶滅ホストの直後ご自身がメインで参加されてるカリスマ関連のイベントでさらにシアターミクサで登壇されてるらしくて頭が下がります。アンサンブルのお三方のキレあってこその場面がいくつもありましたね……。

以上とりあえず雑感。今回新しく気づいたところもあったので、そこも踏まえてAチーム配信見た上で書きたいところです。