溜息集積場 出張所

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八千代市立郷土博物館に行ってきました(2週間前に)

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タイトルの通り、2週間弱前になりますが千葉の八千代市立郷土博物館に行ってました。
小学校の跡地に30年ほど前に建てられた(前進施設から数えるとさらに遡る)小規模博物館なんですが、中高6年間の間最寄りである勝田台をほとんどスルーし続けていた奴がなぜ急に行ってきたかという話は後ほど。

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30年ということで建物自体はそこまで古くなく(おそらく定期的なリニューアルもされているのではないかと思う)、かつ真新しいわけでもないというこういった施設に行かれる方には馴染みのある空気感の施設なのではないかと思います。

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普通にビビったのはこちら。木彫りの面があるのは知ってたけどこのサイズということは知らなくて見つけた瞬間普通に怯えた声を出してしまった。

こちらの施設ちょっと珍しい構成で、メイン展示室が「現代から過去」に向かっていく、最初が近年の八千代市の開発状況、そこから明治〜江戸、中世〜古代へ遡っていくという見せ方になっています。管理人はなかなか見ることのない形式だったので少々驚きました。(類例自体は結構あるのだそうです)

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現代エリアにある八千代市の動物コーナー。こういうところだと大体イタチを撮る体になっている……。

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地域の風習を紹介する展示の一環、ツジギリのワラヘビ。ムラ境にこういったものを設置することで悪疫を寄せ付けないものとして編まれるそうです。造形がイカしますね。
本当は2m近い高さのある全体像を出したいんですが、全体写した写真の後ろに撮影不可資料が映り込んでいたのでアップの写真のみを。(この写真だと判別不可能なレベルになっているので多分大丈夫……?)

そんでもって今回行った理由である、
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印旛沼の怪獣像。印旛沼の開削工事中、周辺河川の整備を行っている最中に「弁天山(所在地不明)」に現れ、周囲にいた十数人を即死させたという一部では有名な怪獣、あるいは妖怪です。ちなみに管理人がこの存在を知ったのはここ5年程度の話であり千葉県民として恥入る所存です。
印旛沼の」という冠を与えられてはいますが、実際に現れた可能性が高いのは現在でいう検見川(幕張の近接地域)であったり、そもそもその工事を行なった理由がこの郷土博物館の付近を流れている新川の氾濫を抑えるためだったり……ということで、印旛沼付近にある歴博ではなくこちらに像が置かれているんですね。
ちなみに展示室を見ていた時、少し変なタイミングだったのもあり展示室には管理人一人しかいなかったのと、そもそもこの像がそこそこでかいし目は妙に生々しいしでこちらもこちらでかなりビビりながら見ていました。博物施設でずらっと並んでいる光景に対して心臓が弱すぎる。
なんでわざわざこれを見に行ったのか、というのはこれから半年ほどの間で明かせるようになるといいのですが……。

というわけで、目的は一点のみでありましたがその他にもなかなか見応えがあり、市設とはいえ無料で見ていいのかなという体験でした。
ところでなぜ2週間も間が空いたかというと、こちらの施設、展示の私用撮影は(撮影禁止品を除いては)自由ですが、インターネット掲載を含む二次利用に関しては点数及び内容に関して許可が必要というわけで、上記写真の申請をその場で行い、許可証を返送いただいたのが先週中頃だったためです。……施設外観写真に関して許可取り忘れちゃったんだけど大丈夫かな……(問題あれば消します)
おそらく規模や対応できる数の問題もあるとは思いますが(例えば科博や歴博で同じことができるか?と言われるとおそらく無理でしょうし) なんでもかんでもネットに上がり得る時代における対応としてしっかりしているな……と思った体験でした。

さて、せっかく取材したのでその理由に関してはちゃんと形にしたいと考えています(現時点では意味が通じにくい宣言)