溜息集積場 出張所

現在の運用方針はTwitterの代替が主です。仮運用中のため本ブログとの混線が認められます。

『宇宙大怪獣ギララ』をようやく見たり、Blueskyを始めたりの話

こちらでは新年初の更新となりますが、管理人としては

2024年年始記事

accumlater.wordpress.com

本ブログの方で2024年明けてのご挨拶等々に関しては掲載しましたので、こちらでは省略させていただきます。

新年一つ目の話題。

さてじゃあ何を書いていくつもりかというと。

youtu.be

新年早々松竹がおかしくなっちゃってさ……。
てなわけでまさかのYouTube無料配信がいつの間にか始まっていた宇宙大怪獣ギララ。管理人、ゴジラガメラはもちろんのこと、大映のガッパも10年ほど前に見る機会があったんですが、ギララだけ延々と視聴機会を逃し続けていて。存在を知ってからおよそ20年経って初めて見ることができました。見たことないくせに10年ぐらい前に童友社のプラモを買っていたので、いずれ絶対見なくてはいけないと思っていたんだ……。
さて実際に見てみての率直な感想を言うと、これ怪獣がタイトルにはなっているけど「ど直球の怪獣映画」なのかというとちょっと迷ってしまう作品なんだな、という印象でした。

ゴジラは言うまでもなく、ガメラ・ガッパに関しても、間違いなく怪獣自体が主題の作品です。
(というかこの3作の中で言うと実はゴジラこそが1番物語に占める怪獣の比率が小さい、人間の物語に寄っていないか?とずっと思っている)
一方で今回見たところ、ギララって「宇宙開拓時代に差し掛かり、月に拠点すら持ち始めた地球人がたまたまぶつかった脅威」という扱いなんですね。ギララ自体の登場が映画のちょうど半分時点、というのがある種象徴的で、主軸が明らかにAABγ号クルーたちである。ギララ自体は彼らがこれからも出逢うであろう驚異と脅威の一つにすぎない。
なので、すごーーーーーく極端なことを言ってしまうと、別にギララ自体が怪獣でなくても成立する。(これは「怪獣がいないとそもそも見ない」という管理人の趣向をとりあえず無視して言っています) あくまでも宇宙開拓時代の中で起きた1事件、みたいな作品であると。

だからといってギララや特撮に魅力がなかったかというとそんなことは全然なくて、誕生から街に現れるまでの段階的な不気味さ、いわゆる怪獣という動きのセオリーから絶妙に外れたギララの奇怪な動きに(これどうもほとんどの方がマイナスポイントとして扱われているようなんですが、むしろオンリーワンの挙動として讃えたい部分)かなりの密度のミニチュアセット、スターファイターの編隊を手前・中・奥の1カットで捉えた見せ方と、キレのあるカットが数々ありました。本編パートで言うと月面基地に檜風呂を持ち込むという発想がスッッッゲー好き。
正直カット同士の繋がりが唐突に思う部分や、当時『怪獣映画』に求められていたものには足りなかったのかな、と感じる部分もあるのですが、それらを加味してもなんとか見れて良かったという思いがあります。

以前、もはやはるか以前(15年以上前のはず)に、「ゴジラにおける核技術、ガメラにおける子供との関係、ガッパにおける親子という枠組みといった『怪獣に付随する不可分なイメージ』がギララには存在しない、実はかなりプリミティヴな怪獣である」という言を匿名掲示板で見たことがありました。いざ実際に見てみると、それに納得すると同時に、ギララのギララ性とは、『宇宙大怪獣』であるということ、宇宙から来る・不条理な存在であることそのものなのではないかなとも感じる体験でした(まあそれだけで言うと属性被っちゃう奴らがめっちゃいるというのも事実なんですが……ブレーザーのサードウェイブがギララの直系だってことになっちゃうし……(なんかもうそれでいい気がしてきた)

1/18までだそうなので、ご興味がある方はお早めに。

新年二つ目の話題。

さて実はもう一つありまして。

bsky.app

年末に申請して待機していたBlueskyのアカウントが取得できるようになってたんで、用意しました。
Twitterが滅んだ後はこことは別枠で割とタイッツーを代替として使ってたんですが/そしてまだしばらくは使うことになると思いますが/運用方針がどうもバチっとハマらなくて(これは機能的な制限とかじゃなく、あくまで管理人の心理的な部分)過去Twitterで諸々やっていたのはこっちで動かせたらなあと思います。すごく失礼ながらヒプアニとかゾイドジェネシスとか週刊コロコロの感想やらもっと些細な話やら、ここに書くほどの分量を用意できないけど全く触れないのはなあ……みたいなものが予想以上にあることが去年後半わかってきたので、その辺の落とし所になればいいなあと。
とはいえまだあらゆる方々がアカウントを即座に作れるわけではないので段階的なやり方になりますが。完全脱出まではまだ相応の時間がかかるかと思いますが、Twitterの死骸に何か意味のあるものを残しておくのをどうにか早めに切り上げたいので、今後は告知類もこっちに全部投げられたらなあ……というのが願望。(まあTwitterが5年ぐらい前の仕様に全部戻ってくれれば1番話は早いんだけどさ……)

それでは、いきなり結果としてここの更新頻度が下がりそうな話題からになってしまいましたが、もしよろしければ今年もよろしくお願いいたします。

シンカリオン新作発表についてのあれこれ

TVアニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』特報 - YouTube

制作スタジオがIG系列にチェンジ(CGワークはこれまでと同じくSMDE)、主人公が中高生?ぐらいということで、ハヤト-シンシリーズと毛色の違うシリーズになるんだろうかという予感がある特報。地味に第一シリーズの放送からほぼ6年(SSSS.GRIDMANより前に始まってるからな)かつハヤト-シンシリーズはTVアニメ以外の展開をかなりやってたので、元々のターゲット+放送開始時の視聴者層両方にアプローチするという視点で言うと納得できる戦略に思えます。すごい雑な表現になりますけど帰ってきたウルトラマン的な。

今回は年の瀬のティザー解禁的な感じで、スタッフもキャストもまだ解禁はないんですけど、管理人も「!?」と思い他にも幾人かの方が反応されているように、主人公の声がどうも石橋陽彩くん(SEVENS/ゴーラッシュの遊我)に聞こえてすっげえ気になる。まだ明言されていないので違うかもしれません(若手男子声優に詳しいわけじゃないし)がもしそうだとしたらキャリア的にも納得。ここから続報まで3ヶ月ぐらいは待つ感じですかね。気長に行こう。

遊戯王ゴーラッシュ 第90話「ひとつの銀河」

accumlater.hatenablog.com

2連続で!?と思われそうだけど今書くんだよォ!!なんならヒプアニだって遊戯王アニメの系列だし木村昴くんも江口拓也さんもメインキャラで出演してるしな!!(五斗山をメインキャラ扱いするのは無理がないか!?)

ということで

accumlater.hatenablog.com

先週まとめて書きましたが、これを踏まえての年末回が予想を超えてきたのでざっくりですが書いておきたい記事です。年末の遊戯王は落下が恒例と言われていますが(管理人が実際見れた回はそんなに多くはない)まさか視聴者のメンタルを谷底に落下させてくるとはな……

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ヒプノシスマイク-DRB-Rhyme Anima+ 6〜12話簡易感想

めちゃめちゃサボってたな……ということを可視化される記事名だ……。
ということで

ウルトラマンブレーザー 第23話「ヴィジター99」感想

accumlater.wordpress.com

本ブログの方でも書いたのですが、こんな年末に足の骨にヒビを入れながら急にヒプアニの感想を書いておきたいと思います。なぜこんな中途半端なタイミングでかというと最終回感想が年内に書けるかどうかがすこぶる怪しいため……。6〜という表記にはしていますが最新話以外はさらっと触れるだけになりそうな気がします。

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遊戯王ゴーラッシュがもう完全にウルトラマンをやっているという話(86話から89話を見ました報告)

先日書いた通りシルバニアファミリー映画も無事に見れ原稿も無事に上げられてグリユニの超全集も届いて(多分本ブログで書きます)はあよかったよかったと思って油断していたんでしょうね。例によって4話分溜めてしまったゴーラッシュを別用と並行で見てたんですけど、なんでこの4話をまとめて見てしまったんだ???というレベルの濃さでちょっと何かを書かずにはいられなくなってしまったやつです。詳細な感想というわけではない。あ、3年目突入決定おめでとうございます!あと1年強はやってほしいと思っていたので超嬉しい!!

まずもって88話(一応今まだ

【公式】遊☆戯☆王ゴーラッシュ!! 第88話「光の巨人」 - YouTube

ギリギリ配信が見れる)、ゴーラッシュというシリーズはユウディアスの設定しかり他の小ネタしかりこれまでも明確に意識してたわけですが、まさかサブタイトルから内容まで真正面からウルトラマンの画をやってくる(2年目の年末展開をそれで突破する)という見せ方に、なんかもうこれはパロディとかどうとかじゃなくて、ゴーラッシュ(ラッシュデュエルアニメシリーズ)製作陣は真剣にウルトラマンのつもりで作ってるんじゃないかな……という気がしてきた。これだけの画を作られてると流石に好感しかない。

遊戯王ウルトラマン(それも多分平成以降の作品群を意識してる 明らかにグリッターティガより後のウルトラマンに見られる性質なので)をやるというところで、
「デッキというのはカードの集合体である」というカードゲームとしての大前提、
「前段として『登場人物がカードになる』『現ボスであるクァイドゥールの(表向きの)目的は宇宙中の知性体をカードにすることである』という話をした上で、それに対抗するために現状デッキ構築されているユウディアスの知人たちが一丸となって力を貸すことで概念上のユウディアスが巨大化する」というウルトラ的舞台立てを載せた上で、続く89話で

「クァイドゥールの深層の目的はほぼ確定で『自分もラッシュデュエルをしてみたかった』、そしてラッシュデュエルには『戦う相手』がいないと成立しない=ラッシュデュエル自体がコミュニケーションの1形態である」という、遊戯王のアニメとして非常に正しい上になぜか現行ウルトラマンと全く同じメッセージ性を持たされていて震えるしかない。そういえば『コミュニケーションを怠るから人は愚かな行動に走る』っていうのは確かにゴーラッシュでずっとやってきた話でもあるんだよな……。
ここにしばらくの間一向に姿を見せなかった前作主人公が何やってたのかを絡めてくるからなんかバケモノみたいな構成です。好きなものばかり詰め込まないでほしい、受け止めきれなくなるから……。

劇中でも明確に言われている通りクァイドゥールがこれまでやってきたことは超傍迷惑だしあまりにも大きく概ね悪い影響を与え続けてしまっていて(これ1年目のズウィージョウの1側面をリフレインしているのかなあという気も少しします)それ自体をただ境遇だけで赦す気はユウディアスにも遊飛にもないんだけど、それはそれとして「ただ無念に斃れるだけ」にはしない、せめてこのラッシュデュエルだけでもやりきらなければ自分も相手もここまで来た意味がない、というデュエル続行からのライナックとヴォイドヴェルグのフュージョンモンスター登場の流れ、「おいちょっと待てこれクール締めとはいえまだ続く番組でやっていいのか!?」と目ェ疑いました。クールごとに最終回やるアニメはこういうことを平気でやるから好き。

近日はちいかわにも(読者から勝手に、ではあるものの)「このキャラ本質的にウルトラマンなのでは……?」と言われ、そして一通り出演が終わって振り返っても否定する要素が結局一つもなかった島二郎がいましたけど、本シリーズにおけるウルトラマンであるブレーザーがシリーズ終盤になっても未だ最低限の情報しかわからない特異なキャラである時期に、管理人が見ているだけで2例も、『ウルトラマン』というものをパブリックイメージとしてだけではなく、妙に深く理解・再構築したように見えるキャラが現れたのはなんかすごく不思議な取り合わせだなと考えます(島二郎の場合初代マンをはじめとする主に昭和ウルトラっぽく、ユウディアスの場合は平成シリーズ、特にミライ=メビウスっぽいという方向性の違いはありますけども/あと念の為に言っておくとナガノ先生が実際意識していたという話は全く出ていません)  多分見てないだけで他にもあるんだろうな……。

ゴーラッシュという作品に限った視点としても「デッキを作ったはいいけど明らかにバランスが悪いのでテストプレイが必要である」というやたら丁寧なカードゲーム表現に、出てきてなんかするたびに「お前ーーーーーッ」となる遊我、怒りをぶつけるべき相手に気付けたザイオンそれ元々アウトだったんじゃないか?と思って仕方ないトレモロと、なんかこう……なんでこの4話一気に見ちゃったんだろう……と呆然となる7クール目終盤でした。
次回で年内通常放送は最後でクァイドゥール編締め?かと思われますので、ライナックとヴォイドヴェルグフュージョンなんて札を切った上で何を見せてくれるのか、本当に楽しみにしたいところです。

ところで最後に割とヒドイ話していい?

ここまで明確にウルトラマンやる直前に、ユウディアスが催眠術かけられて意識を変えさせられるのが「バッタ」なの、つまりそういう意味でいいんですか?

映画「シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」見てきました。

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というわけで

accumlater.hatenablog.com

こちらの記事で言及してからほぼ一月弱、ようやく映画シルバニアファミリーを見に行くことができました。
公開から間が経っているということで簡素にはなるかと思いますが、所感を書いていこうかと。

上で埋め込んだ記事でも書いた通り、本作を管理人が見に行こうと考えたのは監督が小中和哉電光超人グリッドマンから平成初期ウルトラシリーズ〜オーブオリジンサーガなど)、脚本が小林弘利(「ウルトラマンX」シリーズ構成のお一人、他ニュージェネウルトラやオーブオリジンサーガの印象的な回を多数執筆)という馴染み深い組み合わせだった件が何より大きく、それに加えて上映からしばらく経ったころ、他にもアドバイザーとして板野一郎監督(管理人が色々書くよりもうWikipediaでもいいのでご自分でお調べいただいた方が早いです)、ミニチュア美術監督三池敏夫監督平成ガメラシリーズ・シン・ゴジラ美術監督、「ウルトラマンサーガ」特技監督など)が入られている……という話も聞いていましたし、そのことに納得する内容でもあったのですが。
それらの事情を一旦全て考慮の外に置いてもなお、観に行ってよかったと思える内容でした。
以下、内容に言及していくため格納です。

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鬼太郎誕生公開1週間弱ですねとか今週末の予定とかシルバニアファミリー映画(まだ見れてない)についてとか

鬼太郎誕生、この1週間弱でKING OF PRISMに近い需要・拡大をしているな……(いい意味で)という感覚を覚えている管理人です。
「同一世界観のTVシリーズが先行して存在している」「そのシリーズからはターゲット層をある程度意図的に変更している」「TVシリーズを見ていなくても鑑賞に差し支えはない」上で、初動はもちろんとして、その初週見に行った層の反応で受けが拡大している、あたり。個人的には歓迎したいところ。
こういう作品の場合何をどう見ろという話を先にあんまりしてしまうと萎縮されるのが世の常なので、まずは先に見てもらった上で、興味は出たけど流石に2年8クール分のTVシリーズは重いな……となった場合、東映アニメーションが6期の1話14話の無料配信を行なっているのと同時に

ゲゲゲの鬼太郎(1)妖怪が目覚めた日 | 読みたい本が見つかる キミノ書房 - ポプラキミノベル

先日ひとまず完結した、5巻で手堅くまとまっているノベライズもありますのでね!!というのをバリバリ勧めていきたい。

というわけで枕の話はこんなところで、残りの本題二つ。

まず1つ目で、今週末の予定……というより本ブログでの挙動がどうなりそうかというところ。
本ブログでは書きましたが管理人、今回ツブコンについて、25日はオープニングセレモニーから池袋第二会場である新文芸坐での雨宮監督トーク付きグリユニ再上映に参加、26日は夜のグリッドマンステージ参加の予定になってます。体調崩さなければ……というのが前提になりますけど。
加えて両日物販もあるので結構余裕がなく、そもそも土日のうちにブレーザーが見れるかどうか怪しいんですよねオープニングセレモニー開始前に会場で上映してくれない限り。今からでも発表してくれない?というかファードランアーマー登場なんて大イベント回をなぜ自社一大イベント日と被せたのか!?
で、月曜日は予定を空けてるんですがおそらくその日はツブコン全体のレポート……になりそうなので、ブレーザー感想は下手すると12月頭まで持ち越しになる可能性がありそうです。アナウンスするほどのことではないかなとも思うんですが一応。レポートもやれるかどうかわからんしな……。

もう一つ。シルバニアファミリー映画。
……えっなにいきなり?って言われそうですが、まずはこちらをご覧ください。

youtu.be

ご覧いただけましたでしょうか。特に30秒あたり
というわけで、今日から公開になっているシルバニアファミリーの映画、監督が小中和哉監督、脚本が小林弘利氏という「ご両人ともよくお名前を知っているし、なんならこのお二人の組み合わせそのものをどこかで見た気がする……」という座組なんですよ。
管理人流石にシルバニアのターゲット層だったことは生涯一度もないんですが、このお二人の組み合わせでこの題材となるとかなり興味があるので見に行きたい……ものの、今日明日はツブコンに向けて体調を整えたい+雑用がそこそこありで見れそうになく、初週末のうちに見るのがちょっと厳しそうなので行きたいです宣言だけでもしておこうかなあと。あとあわよくばオーブオリジンサーガにやられていた人々で気づいていない方々がいたら先に見に行ってほしいという思いもちょっとある。
ところでものすごくマナーの悪いことを言うと 、DAIGOがキャストとして参加してくれているので、「あっちの方だとアスカとムサシは出ていたからこれでタイガ(ノゾムの方)も出たことになるのか……」という感情があるのはちょっと否定できない。

考えてみるとゴジラと鬼太郎とシルバニアファミリーって各々だいぶターゲット層が違いながらも長年多くの世代に親しまれてきたシリーズで、それらが一斉に映画公開してる今月ってなんか不思議な感覚ですね。
とりあえず今日明日はただただぼんやりと英気を養っていたいのですが、やりたいなーと漠然と考えたまま鬼太郎記事でちょっと触れただけになっている敷島と水木の話をしたい気持ちもあり、今晩か明日に余力があればなんか書くかもしれません。未定。